Another Bruno

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ミニサイトの必要性を全く感じない

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ミニサイトというフレーズを最近よく見かけるのですが、その定義に違和感を感じるのは私だけだろうか。

 

基本的に定義というものは存在しないようではあるが、やんわりと決まっているものがあるという。

 

  • テーマを絞り込んだニッチなコンテンツのみのサイト。
  • 既存ブログの記事を再編集してコンテンツを作っても良い。
  • ページ数も極限まで絞り込み、数ページに留める。
  • パッと見ただけで分かるサイト構成。
  • 短期間で制作できる内容のサイト。負担はかけない。
  • 母艦は他に用意しておき、ミニサイトはサブ的な位置づけにしておく。

 

これがミニサイトのベースとなる定義のようです。

 

こういった定義のもと、複数ミニサイトを作り収入を得ようと提案している方がいらっしゃるとのこと。何かグレーな匂いをほんのり漂わせていて、それを嗅ぎとった私は違和感をしっかりと感じてしまった。

 

そこで、ミニサイトについて調べてみた私なりの見解を書いていきます。

 

 

そもそもミニサイトを他に作る必要はあるのかな?

初めに思ったこととしては、そもそもミニサイトを他に作る必要はあるのかな?という事。ミニサイトとブログの違いが、私にはよく分からないのです。

 

『ブログは更新しつづけないといけないものであるが、ミニサイトは完結させることができる。』これがミニサイトのウリのようである。いや待てよ。だったら、ブログ記事をまとめたページを用意すればいいではないか、と思うのです。

 

私が時折拝読している『バズ部』というブログがあるが、これが私がブログ記事のまとめサイトとしてイメージしたもの、そのままなのである。

 

バズ部は、3〜4年ほど前にコンテンツマーケティングのブログとして人気が出て、素晴らしい内容の記事を更新していたブログ。ブログ名の通り、更新する記事すべてがバズっていたのはとても懐かしい。今では全く更新されていないけど、先日久々に見てみたら、いつの間にか既存記事を活かしたWebサイトにリニューアルされておりました。

 

ブログ記事の一覧は以下のリンク先にある。

 

バズ部の記事一覧

 

この一覧の中からカテゴリ毎に記事を分けて、各内容ごとにページを作るのです。

 

bazubu.com

 

bazubu.com

 

bazubu.com

 

他にも3ページ(3カテゴリ)ほどあります。

 

これらのページ達は、先述したミニサイトの定義にしっかり当てはまるのです。

  • テーマを絞り込んだニッチなコンテンツのみのサイト。
  • 既存ブログの記事を再編集してコンテンツを作っても良い。
  • ページ数も極限まで絞り込み、数ページに留める。
  • パッと見ただけで分かるサイト構成。
  • 短期間で制作できる内容のサイト。負担はかけない。
  • 母艦は他に用意しておき、ミニサイトはサブ的な位置づけにしておく。

まさに、そのままだ。

 

コンテンツマーケティングというページを例にするのであれば、

  • コンテンツマーケティングというテーマで絞り込んだニッチなコンテンツ。
  • バズ部という既存ブログ記事をそのまま利用したコンテンツ。
  • 必要最低限の記事数まで絞り込み、数記事に留めてある。
  • パッと見ただけで分かるよう、コンテンツマーケティングの内容を4stepの構成に分けて表示している。とても分かりやすい。
  • 制作ページ数としては1ページで、短期間で制作できる内容。負担がかかるわけがない。
  • 『バズ部』というブログを母艦とし、作成したカテゴリページは下層ページとしてサブ的な位置づけにしてある。

改めて言いますが、そもそもミニサイトを他に作る必要があるのかな?ブログ記事をまとめたページを作ればいいんじゃないの?こちらの方が手間が少なく、負担はかかりません。

 

WordPressで更新しているブログであれば、管理画面の固定ページからいくらでもページを作ることができますので、新たな環境を用意する必要はありません。

 

また、category.phpを活かしていないブログであれば、そのテンプレートファイルをいじったり、カテゴリスラッグ毎にテンプレートを用意したり。そうすればレイアウトを一から作り込むことができるし、特定のタグを付けた記事一覧を表示させたりもできる。

 

特定タグを付けた記事一覧をテンプレートファイルに設定しておくと、そのタグを付けた記事を新たに更新すればページにも追加されるので、ミニサイトよりも手間が省ける仕様になる。

 

ここまでできる人であれば、header.phpなども新たに別に作ってロゴやナビゲーションも変えてしまう。これで完全に別サイトとしてデザインする事もできるので、母艦のサイトと見た目的に分けることができるかと。

 

ただ、ドメイン的には母艦サイトの下層ページとして扱われるので、その辺が気になる人にはおすすめできないが、強力なコンテンツを集約したページが母艦サイトに新たに追加されるのだから、SEO的には良い結果をたたき出すことが予想できる。

 

だから、ブログを更新している人はそもそもミニサイトを他に作る必要がない。

 

とは言っても、ミニブログのすべてを否定しているわけではありません。私は、ブログを更新していなくてコーポレートサイト的なものしかない場合に、ミニサイトが必要なのであると思うのです。

 

自社で提供している商品やサービスに関連したコンテンツで、

  • テーマを絞り込んだニッチなコンテンツのみのサイト。
  • 既存ブログが無いので新規でコンテンツを作る。
  • ページ数も極限まで絞り込み、数ページに留める。
  • パッと見ただけで分かるサイト構成。
  • 短期間で制作できる内容のサイト。負担はかけない。
  • 母艦は他に用意しておき、ミニサイトはサブ的な位置づけにしておく。

と、この定義のもとでミニサイトを作るのであれば、私としてはとても納得がいく。

 

ブログを更新している人にとって、成果を出すためのミニサイトを新たに作り出すという事は、とても大変な作業であると思うのです。仕事をして、ブログを更新して、その合間でミニサイトを作って…。私は嫌になってしまう。

 

でも、今回紹介したように、これまで更新してきたブログ記事を活かす方法であれば案外いけるんじゃないかな。

 

再度言いますが、そもそもミニサイトを他に作る必要があるのかな?

と、今回はここまでにしておきます。